はじめまして!むぎちゃんのカブログです。
株のアノマリーってきいたことありませんか?
例えば有名なところで「セルインメイ(5月は株を売れ)」なんてアノマリーは有名ですよね。株の世界には、確たる信ぴょう性はないけど、なんとなくそういう傾向がある、そんなアノマリーがけっこうあるんです。
アノマリーは知っておいたほうが何かと便利ですよね?
ということで、本記事では月ごとの株のアノマリーを一覧にしてまとめておきます。おおまかなアノマリーを知ることで、株価の動きを予想できるようになります。
この機会に勉強しておきましょう!
Contents
株のアノマリー 月ごとの一覧
上記説明でもありましたが、アノマリーとは具体的な根拠はないけれど、当たりやすい経験則のようなものと覚えておいてください。
ここでは4月から3月までの月ごとのアノマリー一覧をご紹介していきます。
株のアノマリー 4月
4月は、アノマリー的に「買い優勢」のようです。
一応、過去の日経平均のチャートを参考までに載せておきます。
2019年の4月は陽線ですね。
外国人投資家が、3月に所得税が確定し納税のために保有していたお金を日本株買いに使うという背景があるようです。なんと19年連続買い越しているとのこと。外国人投資家はパワフルですからね。
本記事を執筆している2020年4月中旬に関しては、地合い良好で買い優勢といえるでしょう。
ということは、4月はガンガンいこうぜ!という戦略になります。
株のアノマリー 5月
5月は、有名な「セルインメイ」ですね!
去年の日経平均をみると、見事な陰線となっています。
詳細は、「Sell in May, and go away. Don’t come back until St Leger day.」みたいです。
5月に売って、9月第二土曜日まで戻ってくんな!との訳です。
調べてみると、米国のヘッジファンドの決算が6月と12月にあることに由来していそうです。決算前の5月には投資家が持ち株を売却し、利益確定や損失確定をするという背景がありますね。
・・・
ということは、買い優勢であった4月のポジションを徐々に縮小し、ダブルインバースや空売りのポジションを増やしていくという戦略が見えてきますね。
株のアノマリー 6月
6月は、おそらくですがまた「買い優勢」となりそうです。
外国人投資家が5月に手仕舞いしたポジションの買戻しや、日本企業のボーナスが出る月でもありますので買いが優勢になりそうです。また7月初旬のETFの配当金狙いの買いも入ってくるようです。
去年の日経平均も陽線ですね。
また四季報の夏号が発売されます。発売直後は、「四季報上げ」と呼ばれる株高が起こりますね。
ということは、6月はまた買い戦略といえるでしょう。
株のアノマリー 7月
7月は、「七夕天井」と言われておりますので売り目線でしょうか。
去年の日経平均も陰線ですね。
6月に好調であった相場も7月の七夕あたりで天井をつけ、下落するようです。
7月上旬以降は、自動車業界が工場の操業を停止しがちとなったり、アメリカの失業保険申請件数が多くなるという背景もあるようです。
ということは、7月あたりで利益確定という戦略でしょうか。そうするとまたダブルインバースや空売りの検討ですね!
株のアノマリー 8月
8月は、「夏枯れ相場」となるため売り目線ですね。
去年の日経平均は陰線ですね。これもアノマリー通りです。
夏は夏休みがあるので、市場参加者が少なく閑散とした市場になりやすいため、買いが入らないという背景があります。いわゆる「夏枯れ相場」ですね。
ということは、8月は売り主体の戦略です。
株のアノマリー 9月
アノマリーでは、9月は買いが入らない月と言われています。
しかし去年の日経平均、一昨年の日経平均は陽線ですね。これはいったい・・・?
日米同時株安となる時期ともいわれており、これが故に安いから買いだ!となるということでしょうかね。
一説によると、9月に買って5月に売るだけで勝率は7割程度あるとか・・・
ということは、9月の底値で買えという戦略が考えられます。
株のアノマリー 10月
10月は、「オクトーバーコンプレックス」または「秋には魔物が棲む」というアノマリーがあるようです。
去年の日経平均は陽線ですが、一昨年の日経平均は陰線ですね。
私は2018年の10月から株を始めたのですが、始めた月が大暴落したのを覚えております。ですので、暴落目線で・・・笑
10月はミューチャルファンドの決算月で、節税対策売りが出て荒れやすいという背景があるようです。
ということは、10月はやはり売り目線でダブルインバースや空売りでしょうか。
株のアノマリー 11月
11月は、またしても「買い優勢」といえそうです。
過去5年間の日経平均をみても、いずれも陽線です。
これは11月の最終週にブラックフライデーがあったり、サイバーマンデーがあったりすることが影響しているようです。
日本においては、12月の師走相場に向けた株高になるというアノマリーがあるようです。
ということは、11月は買い目線でいきたいところですね!
株のアノマリー 12月
12月もアノマリー的には「買い優勢」のようです。
しかしながら、去年の日経平均こそ堅調ですが、2018年は大陰線です。自分が株を始めた年度ですのでこの下げはよく覚えています。
過去をみると陰線だったり、陽線だったりで怪しいところですね。
12月のメジャースクエア終了後は、機関投資家はクリスマス休暇に入るそうで、相場が閑散となるのでしょうか。また四季報の発売があるので、四季報上げがありそうです。
大納会があったり、リスク回避のポジション手仕舞いがあったりするので個人的には売り目線です。
ということは、12月はトレードを控えめにしておくのがいいのかもしれません。
株のアノマリー 1月
1月は大発会からやや上昇し、そこから調整局面をむかえるアノマリーがありそうです。
去年の日経平均こそ陽線ですが、過去の日経平均は天井相場のようなローソク足となっています。
大発会は、その年の相場を占う大事な1日となります。この大発会のストップ高銘柄をまとめた記事を書いていますので参考までにどうぞ。
ですので、大発会から1週間程度は買い目線でそこから徐々に下げていきそうだと覚えておきましょう。
ということは、1月は12月同様トレードを控えめにしておくのがいいのかもしれません。
株のアノマリー 2月
2月は、「節分天井・彼岸底」というアノマリーがあります。
去年の日経平均は、陽線でしたが過去の日経平均は陰線と陽線が半分半分くらいです。
「節分天井・彼岸底」とは、強い相場は節分まで続きそこからは彼岸まで下落するというアノマリーになります。
アノマリー通りだと、売り目線ですね。1月までのローソク足をみて判断するべきでしょう。
ということは、2月は若干売り目線でダブルインバースや空売りの検討を行いましょう。
株のアノマリー 3月
3月は、2月からの節分天井彼岸底を受けているので、売り目線です。
去年の日経平均は陰線で、過去の日経平均をみても陰線が多いです。
3月は配当絡みの買いが入りやすいですが、配当権利日を過ぎるとまた売られてしまうので注意が必要です。
アメリカのヘッジファンドは5月決算に向けて株を売ってくる可能性もあるようです。
ということは、3月は売り目線でダブルインバースや空売りの検討ですね!
株のアノマリー 月ごとの一覧 まとめ
いかがだったでしょうか。
アノマリーですので、全てこの通りにいくかどうかは分かりませんが知識として持っておくにこしたことはないでしょう。
それぞれの月のアノマリー、戦略をまとめてみます。
4月 買い優勢
5月 セルインメイ
6月 買い優勢
7月 七夕天井
8月 夏枯れ相場
9月 底値買い
10月 秋には魔物が棲む
11月 買い優勢
12月 買い優勢もトレード手控え
1月 調整局面 トレード手控え
2月 節分天井・彼岸底
3月 売り目線
以上になります。
おおまかな流れを掴んで、今後の投資戦略に活かしてみてください。
なお投資は自己責任でお願いいたします。