マザーズに上場した直近IPOの日本情報クリエイト(4054)の株価が、初値から大きく値上がりしましたね。どんな会社なのか気になったので、簡単に調べてみました。
日本情報クリエイトとは
・不動産業界の電子化に取り組んでいる業績拡大中の企業である!
ということを知ることが出来ました。
また日本情報クリエイトの売上や株価推移をまとめてみましたので、投資の参考にしてください。
Contents
直近IPO 日本情報クリエイト(4054) 会社概要
まずは日本情報クリエイトの会社概要からご紹介します。

東証マザーズに上場しており、本社は宮城県にあります。設立は1994年となっており従業員数は239名となっています。時価総額は2020年9月13日現在、219憶円となっています。


事業内容は、不動産業界内での業務支援やシステム開発など。これまでアナログだった不動産業界に画期的なサービスを導入して手間をかけなくてよくなった、みたいなイメージでしょうか。
賃貸管理や物件管理が格段にやりやすくなっているという印象です。不動産については多少勉強したので、いかにアナログな世界であったかはなんとなく把握していました。これが電子化されるというのは非常に有意義なことだと思います。
またマンションオーナーなどについてもアプリで入金が把握できる仕組みなども作っており、便利だと感じます。そしてこれらすべてのサービスを自社一貫で提供しているのも強みとなるでしょう。
ちなみに市場環境ですが
・宅建業者は12万軒前後で安定微増
・不動産テック市場は市場拡大が見込まれている ※2020年 6,200憶円程度
・政府主導による不動産業界の電子化
上記影響を受け、日本情報クリエイトにとっては追い風が吹いているといえますね。
直近IPO 日本情報クリエイト(4054) 売上と決算
次に日本情報クリエイトの売上と決算状況をみてみましょう。

2021年6月期業績予想において、売上は前年比108%、経常利益は110%増加となっています。また27期連続増収となっており、毎年成長していることがうかがえます。
不動産業者から消費者への対応までワンストップで提供している日本情報クリエイトの強みを生かして、今後も売上を拡大させていくことでしょう。
ちなみに、コロナ禍において不動産業界では「非対面式の内見」が始まっているようです。全てWEB上で内見出来て、その場に行く必要がないという仕組みです。これが実現され、現在は電子契約も開発中とのことです。これが出来れば一切現場に行くことなく、内見から契約まで可能となります。実際は行ってみないと分からないことも多いので、自分は行きたい派ですが、手間を惜しむ人には画期的なモデルとなるでしょう。

従来は宅建業者が説明しなくてはいけなかった「重要事項説明」が完全電子化されるなど不動産業界の改革は進んでいます。

ちなみに、日本情報クリエイトによると売上はイニシャルとストックで構成されており、ストック比率が60%を超えています。Saas型のビジネスモデルといえ、安定的な売上が見込めることがわかります。
サービスの解約率も少なく、導入企業数が増えている状況ですので、売上の継続的な拡大につながっています。なおコロナの影響はそれほど受けていないようです。
業績や市場について魅力的なものと思いました。
直近IPO 日本情報クリエイト(4054) チャートと株価推移
次に、日本情報クリエイトの日足チャートと株価推移についてみていきましょう。

初値から一旦下落し、そこからブレイクし一気に株価2倍を達成しました。そこから現在、調整中となっています。
一旦移動平均線くらいまで調整し、そこから再度上昇トレンドを描いてくるかというところが注目ポイントかと思われます。
ちなみに大株主には、特にベンチャーキャピタルがいなかったので売り圧もなくスルスルと上がったという想定です。
直近IPO 日本情報クリエイト(4054) 売上と株価まとめ
いかがだったでしょうか。
日本情報クリエイトの会社概要から売上、株価推移までをまとめてみました。
不動産業界の電子化によって、業界内に画期的なシステムをワンストップで提供する同社は今後も業績を拡大していくことと予想されます。
一旦株価は調整局面に入っておりますが、今後も注目していきたい企業ですね!
本記事が参考になれば幸いです。なお投資は自己責任でお願いします。