本日は日経は固く、新興は弱いといった展開でした。
新興でいくと、ホープやリグアが強かった印象。これは好決算でしたね。
一方で、タイトルにもあるように「Amaizia(4424)」が決算発表によりストップ安まで売られました。
一見すると好決算だと思うのですが、株探などをみてみるとズバリ
・市場コンセンサスを下回ってしまった、サプライズがなかった
ことが売られてしまった主要因であると考えられます。
ちょっとだけ掘り下げてみます。
Amaizia(4424)の決算について
株探からAmaiziaの決算を抜粋してみました。
上が四半期毎、下が年間の決算です。
8月11日発表の決算ですが、一見すると前年よりはかなり良い決算だと思えます。
しかしながら、懸念されるポイントがあります。
・緊急事態宣言中である4月~6月の売上と利益の伸長が第1Qと第2Qとあまり変わらない
・したがって通期の上方修正が出なかった
・よって市場コンセンサスを下回ってしまったと考えられる
巣ごもりで電子コミックや電子書籍需要は高まっている!第3Qの業績は確実にいいはず!と思って蓋を開けてみたら、そんなに変わらなかった・・・
⇒ 失望・・・
という流れでしょうか。
こちらは週足チャートですが、レンジ相場からダウントレンドを形成しているようにみえます。
加えて、信用買い残が60万程度あるので上値も重そうです。
今回のサプライズがない決算と信用買い残の問題があった点から機関が空売りを浴びせてきた可能性もありますがどうか。
Amaizia(4424)のストップ安の影響
Amaizia(4424)がストップ安となった影響で、同じようなビジネスのビーグリー(3981)やリンクユー(4446)などが本日下落しました。
当然地合いにもよると思いますが、こうした連れ安や連れ高の概念は覚えておきたいところです。
とはいえ、電子書籍市場自体は今後も伸長していくと予想されます。Amaiziaも決算自体は悪くないと思いますので、下げればまた買いも入ってくるかと思います。
まずは信用買い残を減らし需給を改善してからといったところでしょうか。
今回は,Amaizia(4424)のストップ安理由を取り上げてみました。
ビーグリーは直近で決算を控えているので、ホルダーの方は跨ぐかどうか検討すべきだと考えます!
参考にしてもらえると幸いです。