株式投資をしていると、たまに売り禁という言葉が出てきます。
おもに小型株で売り禁になっているイメージですが、なんとなくしか理解していなかったので売り禁について調べてみました。
株式投資において売り禁とは
・新規の空売りと信用買いの現引きが出来なくなること
こうなることを指します。
また売り禁になった銘柄がどういった動きをしたのかについても調べてみました。詳しくは以下を読み進めてみてください。
売り禁について理解を深め、トレードの参考にしてください。
株式投資における売り禁とは?
まずは、簡単に売り禁についてご紹介します。
売り禁とは証券会社が行う「貸借取引の申込停止措置」のことで、新規の空売りと信用買いの現引きが出来なくなることを指します。空売りが入りすぎると、新たに株を調達することが難しくなるためこうした制度があるようですね。
売り禁となる銘柄は、業績の良くない小型株で起きることが多い印象です。
「売り禁に買いなし」という名言があり、これは空売りが殺到するような銘柄を買うのは控えましょうという意味をもちます。みんなが売りたいと思っている銘柄は買い向かうのはやめたほうがいいですね。
また売り禁銘柄の空売り玉は金の玉とも言われます。新規で空売りできないため下がった時のプラチナチケットになるという理由です。しかしながら、売り禁を狙った踏み上げ狙いの買い方も存在しており、極限の恐怖がありますので、これまた注意が必要です。
売り禁銘柄の値動きについて考察してみた
それでは売り禁銘柄がどういった値動きをするのか事例を2つご紹介しておきます。
①DLE(3686)
こちらの会社は、アメリカトリラーへの出資という材料(しょーもない?)でストップ高を連発した銘柄です。この赤丸の段階で、陽線をつけていますがこの後に売り禁となっています。この後からストップ高連発!踏み上げ相場となりました。
この陽線時に出来高がかなりあります。高逆日歩を嫌った売り方の買戻し、高逆日歩や売り禁を狙った買い方の買いなどを誘発し、この後売り禁となり、踏み上げへ。
余談ですが、DLEは逆日歩10倍となりとんでもない上昇を見せたのでした。。。
※逆日歩 10倍適用について
売買単位と貸借値段によって上限の最高料率が設けられており、投資単位が5万円以下の銘柄では、最高で1株あたり100円の品貸料が発生するようです。逆日歩がついているにも関わらず、株不足が解消されない場合、こうした状態になるようです。
・・・100株で1万円かよと思うとゾッとしますね。
これをみると、踏み上げ相場になるには、大量の空売りを巻き込むほどの出来高と高逆日歩の出現という2つの条件が必要そうです。
これは重要なので覚えておくといいでしょう。
②グローバルダイニング(7625)
続いてはGOTOEAT関連で動いてきたグローバルダイニングという銘柄です。こちらも赤丸の陽線終わりに売り禁となりました。出来高も相当ありますが、翌日は寄高から大きく売られてしまいました。
DLEとの違いはどこでしょうか。株不足であった点、出来高が多かった点、小型株である点などはDLEと似ていますね。
私が考える一番の違いは、逆日歩の過多ではないでしょうか。DLEは10倍適用となりましたが、グローバルダイニングは2円程度でした。
これだと空売りも耐えられそうです。
売り禁=踏み上げ相場とはならないということですね。難しいですが、学んでいくしかありません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
売り禁について、売り禁銘柄の株価値動きについてみてみました。
小型株の売り禁狙いの投資についても考えていきたいと思います!
本記事が参考になれば幸いです。なお投資は自己責任でお願いします。
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