企業分析

ワークマン(7564)の株価はなぜこんなに上がっているの?

はじめまして!むぎちゃんのカブログです。

本記事では

ワークマン(7564)の株価はなぜこんなに上がっているのか!?

ということについて考察していきたいと思います。まずズバリ結論から言うと

ワークマンの株価上昇理由

・客層拡大による店舗数増加、業績拡大

・強いチャート

・成長ポテンシャル

となります。それでは、順にみていきましょう。

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ワークマン(7564)の株価はなぜこんなに上がっている? 理由を考察

①ワークマンとは?

基本情報

まずは、ワークマン(JQ上場)の基本的な情報を調べてみました。

会社名:株式会社ワークマン

本部:東京都台東区東上野

売上高:チェーン全店売上高930億39百万円(2019年3月期)

事業内容:フランチャイズシステムで作業服及び作業関連用品を販売する専門店をチェーン展開

従業員数:266名

株価:9,420円(2019年12月5日時点)

時価総額:7,710憶円(2019年12月5日時点)

PER:70.7倍(2019年12月5日時点)

こちらはHPより内容を抜粋しております。

事業内容

事業内容を簡単にご紹介します。

出典:ワークマンHP出典:ワークマンHP

 

ワークマンはワーキングウエア(作業服)・防寒着・安全靴・長靴、レインスーツ(合羽)の専門店チェーンで、働く人のためのコンビニエンス・ストアをめざしています。仕事場で使う商品を幅広く品揃えして、朝の仕事場へ行く途中でも、短時間にお買い物ができる店です。(出典:ワークマンHP)

HPにもある通り、ワークマンはワーキングウェアの専門店チェーンになります。働く人にフォーカスした専門服を高品質かつ低価格で提供しているようです。

製品の35%を自社で製造しており、中国やベトナム・ミャンマーに拠点があるようです。

ワークマンの一番の特徴は標準化です。全国に同じ100坪標準店舗を同じ品揃えで展開しています。ワークマンのお客様は、仕事場が変わることがよくありますが、どの店舗へ行っても同じ売場に同じ商品があります。(出典:ワークマンHP)

これは強いですね。どこに行っても同じものがある。コンビニと同じ感覚です。

またワークマンでは、『フレンドリーサービス』という接客に対する取り組みを強く行っているようです。ワークマンの8割はリピーターだそうで、こうしたお客様への接客の強化が要因となっています。

※参考:ワークマンのブランド一覧

フィールドコア、ファインドアウト、イージス、アスレシューズ、ワークマンベスト

事業内容からなぜ?が見えてきた

事業内容を見ていると株価上昇に関する興味深い内容が見えてきました。

ワークマンのプロ顧客の仕事用に開発された衣料は、一般顧客からも人気がでています。透湿機能のある防水防寒レインスーツ「イージス」はバイクのユーザーに口コミで広がり、当社の指名買いNo.1の商品に育っています。イージスシリーズにはライダーの通年使用の「レインスーツBIKERS」や釣り用の防水防寒スーツ「イージスオーシャン」があります。(出典:ワークマンHP)

ワークマンの専門服は、当然プロの働く人に対して作られていますが、その高品質さと低価格が一般の人にも受け入れられ、客層が拡大しているようですね。

株価と業績の伸長は、こうしたところに理由がありそうです。

それでは直近のワークマンの業績をみていきましょう。

②ワークマン(7564)の業績と概要(2020年3月期第2四半期決算より)

ワークマンの業績

ここでは、2019年11月7日に発表されました第2四半期決算短信の内容をまとめます。

出典:ワークマンHP出典:ワークマンHP

 

出典:ワークマンHP出典:ワークマンHP

 

ポイント

■チェーン全店売上高、営業総収入ともに前期より増加

■販管費は増加するも、営業総利益が増加し、経常利益も増加

売上高、営業利益ともに増加しています。良いですね!

ワークマン 業績伸長しているのはなぜか

業績が伸長していることは分かりました。それではなぜ伸長しているのか。これを決算説明資料から確認していきましょう。

まず店舗数が増加しています。

■店舗数:848店舗(ワークマン、ワークマンプラス 2019年9月末時点)

2018年9月末時点と比較すると、22店舗増加しているようです。

※参考:ワークマンとワークマンプラスの違いは?

ざっくり言うと商品ラインナップの違いのようです。ワークマンは、業者専門の服を取り扱っているようですが、ワークマンプラスは、そうした服がなくアウトドアに特化した服のみを販売しているようです。

続いて月次売上の推移です。

出典:ワークマンHP出典:ワークマンHP

 

なんと

売上高は12か月連続で2桁増

とのことです。アンビリバボーです。マリオでいうスターとった時みたいです。過酷ファッションショー??や猛暑日の影響で商品が伸長したりと書いていますね。

なぜ売上高がこんなに上がっているのか?

続いては、各商品の売上をみていきます。

出典:ワークマンHP出典:ワークマンHP

 

全ての衣料品が前年を超えています。すさまじいですね。とくに、『空調ファン付き作業服』と、『サマー女性ウェア』が伸長しています。

こうしてみるとプロ用に作られた衣服が、スポーツ観戦用に使われたり、登山やウォーキングに使われたりしているようです。

ここでも客層の拡大がみてとれましたね。

他にも、『フランチャイズ比率の増加』『PB(プライベートブランド)の伸長』などの理由もありました。

ワークマンの今後の計画は?

2020年3月期の計画をみてみます。

出典:ワークマンHP出典:ワークマンHP

 

やはり、大きくはワークマンプラスの伸展(客層拡大)というところですね。

客層拡大ということなので、ワークマンプラスのほうですね。

出典:ワークマンHP出典:ワークマンHP

 

店舗数は2025年までに、1,000店舗を目指すようです。現状から150店舗ほど伸ばす計画ですね。またPB商品の開発やマーケティングにも力を入れていくようです。

そして、気になる2020年3月期計画は?

出典:ワークマンHP出典:ワークマンHP

 

純利益ベースで9期連続の過去最高益を目指す

とあります。強気で素晴らしい!この成長率をみていると、まだまだ業績は上がりそうです。

ワークマンの業績伸長の理由、ひいては株価上昇の理由がわかりましたね。

まとめ

・高品質と低価格な業者向けの衣料品が多くの人に買われている

・これに伴い、全国で店舗数増加

・商品拡大、PBの拡大

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今後のワークマン(7564)の株価はどうなる?

③ワークマンの株価チャートの推移

ワークマンの株価がなぜ上がっているのか、という理由は上記内容でした。

それでは、ワークマンの株価が今後どうなるのか。

過去・現在のチャートから考察していきたいと思います。

出典:株探出典:株探

 

こちらは、ワークマンの月足チャート(2019年12月5日時点)になります。2018年から業績の拡大とともにチャートは右肩上がりとなっています。強すぎる・・・

出典:株探出典:株探

 

こちらはワークマンの日足チャートになります。こちらも強いですが、ちょうど直近高値である9,650円の抵抗線に到達しています。

さてこの抵抗線を抜けるかどうかという点がまず注目されますね。また抵抗線を抜けると大きな節目である10,000円が見えてきます。

④ワークマンの今後の株価予想

業績的には文句なく好調に推移しております。

客層拡大に伴う出店も今後加速していくことでしょう。ただし経常利益からみる株価ですと多少割高となっています。

2020年3月期の経常利益予想は、163憶円。ということは、時価総額は1,630憶円となり、現状の7,710憶円からは割高となっています。ただし成長企業ですので、その成長を見込んで算出をしてみます。

PEGレシオ = PER ÷ 利益成長率

70.7 ÷ 10.5 (経常利益で試算) = 6.73

※2倍以上は割高。。。1倍~2倍だと適切。1倍未満だと割安。これが目安のようです

こうしてみても、割高となっています。

またチャートからも抵抗線と大きな節目があることから

そろそろ下落に注意したい

と思われます。

ですので今後は10,000付近で天井をつけ、緩やかな下落方向に向かう

と予想します。

ただし株式分割等があるのであれば、まだ話は変わってきそうです。

ワークマン(7564)の株価はなぜこんなに上がっている? まとめ

ワークマンの業績やなぜ株価が上がっているかをみてきました。まとめます。

ワークマンの株価上昇理由と今後の株価予想まとめ

・客層拡大による店舗数増加、業績拡大

・強いチャート

・成長ポテンシャル

・ただし割高になっているので、そろそろ下落に注意

業績は文句ありませんが、時価総額やチャート等から判断すると割高かなという意見となりました。なお投資は自己責任でお願いします。

本記事が参考になれば幸いです。

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