9月25日の金曜日に、ブロードバンドタワーと北日本紡績という2銘柄がストップ安となりました。(リビンテクノロジーズもストップ安となりましたが割愛)
特に悪材料が出たわけでもなく、地合いが悪かったわけでもないのに何故ここまで売られてしまったのでしょうか。。。
今回の記事は、ストップ安となってしまった理由をチャートや需給の観点から考察してみたいと思います。
この2銘柄がストップ安となったのはズバリ
・信用買い残が膨らんでいた点
・チャートが高値圏にあった点
この2つの理由だと睨んでいます。
それでは簡単にご説明します。
Contents
ブロードバンドタワー(3776)について
まずはブロードバンドタワーについて考えてみます。
ブロードバンドタワー(3776) 日足チャート
ブロードバンドタワーの日足チャートをみてみましょう。
日足チャートをみると、600円付近で天井をつけています。300円をブレイクしてから2倍となっており、時価総額も300憶円のあたりで天井でありそうな雰囲気があります。
確かに決算も黒字転換となっており良さそうな気がしますが、天井圏にあることはなんとなく想定できます。
ブロードバンドタワー(3776) 需給面
ここではブロードバンドタワーの信用買い残がどれだけあったのかをみてみましょう。
信用買い残が630万ほどありますね。当然日々の出来高と一緒にみないと判断出来ない部分ではありますが、多すぎる印象を受けます。
信用買い残が多い銘柄というのは、バイオ株やゲーム株、小型株などがあります。ブロードバンドタワーは小型株ですので、多いのは分かりますがバイオやゲームのような爆発力があるわけではありませんので、この信用買い残は多いと感じました。
信用買い残が多いと、機関投資家の空売りやそもそもの狼狽売りや利確売りが出やすくなるので注意が必要です。
※注意
・信用買い残が多い銘柄を高値圏で掴むと非常に危険
上記点を意識すべきですね!!
北日本紡績(3409)について
それでは次に北日本紡績についてみていきましょう。
北日本紡績(3409) 日足チャート
北日本紡績の日足チャートをみてみましょう。
こちらは高値圏からやや下の位置にありましたが、売られてしまっています。チャートでみると600円付近で強く押さえつけられた陰線となっており、弱い形で終わっています。
この次の日にも売りが降ってきたという感じでしょうか。
北日本紡績(3409) 需給面
北日本紡績の信用買い残はどれくらいあったのでしょうか。
信用買い残は100万オーバーとなっており、こちらも多い印象を受けました。日々の出来高が数万株程度しかないため、一斉に売られてしまうと買いよりも売りの方が多くなることは容易に想像できます。
なぜこんなに信用買い残が積み上がっているのかは不明ですが、こうした点は非常に注意が必要です。
ブロードバンドタワーと北日本紡績 売られた理由
いかがだったでしょうか。
ブロードバンドタワーと北日本紡績が売られた理由は、チャートが天井圏であった点及び信用買い残の多さであったと考えられます。
天井圏で信用買い残が多い銘柄を掴んでしまうのは、やってしまいがちですが注意が必要です。
(余談ですが、自分の持ち株であるウインテストも信用買い残が240万ほどあって少し懸念しています。。。高値圏での信用買い残多い銘柄はほんとに上がりにくい。。。)
以上になります。本記事が参考になれば幸いです。なお投資は自己責任でお願いします。