はじめまして!むぎちゃんのカブログです。
最近、マザーズに上場している「ホープ(6195)」という株が上昇しています。
どんな会社か、またどんな理由で上がっているか気になりませんか?
結論から言うと下記3点になります。
・エネルギー事業の拡大が最たる要因
・チャートも強く、新高値更新中
・機関投資家、株価対策を強化
本記事では、ホープという会社の株が上がっている理由を解説していきます。ホープはなんと2019年度テンバガーを達成しています。テンバガー予想記事でも書いて、的中しましたので参考までにどうぞ。
今後も株価は上昇していくのか、気になる方にぜひ読んでいただければ幸いです。
Contents
ホープ(6195)について
ホープ(6195)会社概要
まずは、ホープという会社についてご紹介します。
企業理念は
「自治体を通じて人々に新たな価値を提供し、 会社及び従業員の成長を追求する」
となっており、自治体と民間企業を繋ぐ会社のようです。
2005年創業で、福岡に本社があります。
2019年12月30日現在、株価3,220円、時価総額は179億円となっています。
※なお2016年にホープの社長がインタビューされている動画を見つけましたので古いですが、参考に載せておきます。
ホープ(6195)事業概要
続いてホープの事業概要を簡単にご紹介します。
事業は主に広告事業、メディア事業、エネルギー事業となっています。
自治体の広報誌や会社HPバナーなどのスペースを民間企業に販売することで、自治体の財源を作っているようです。そこにホープが仲介することで、自治体はスペースを販売し、民間企業は広告を載せられる、そんなビジネスモデルが広告事業ですね。また冊子に広告を載せて自治体に納品したりもしているようです。
メディア事業では、「ジチタイワークス」という情報誌を発行しているようです。これは、各自治体の成功事例やノウハウなどを書いています。こちらも民間企業に広告枠を販売しているので、事業としては広告事業と同じですね。
また他にも自治体向けに事業を展開したい企業を支援したり、「マチイロ」という自治体に関するアプリなども展開しています。
また「GENEWAT」というエネルギー事業も行っています。電力販売事業に新規参入し、安価な電力を自治体に提供し、自治体の経費削減を支援しているようです。
すなわちホープとは、自治体と民間企業を繋ぐビジネスや自治体を支援するビジネスを行っている会社なんです。
ホープ(6195)業績
それでは、ホープの業績を見ていきます。
第一四半期決算をみると、エネルギー事業がけん引し、売上高は大幅増、営業利益は黒字転換となっています。どうやらホープの業績向上は、エネルギー事業の拡大に理由がありそうです。
なんと売上高は前年同期比で366.9%もプラスになっています。驚異的な数字ですね。
四半期毎の売上推移をみてみると、2019年度第4Qからエネルギー事業が異常に伸びているのが見えます。ここらあたりから売上の確変が起きていますね。
また利益面でもエネルギー事業が奏功していることがわかります。ホープHPによるとエネルギー事業の落札件数が多く、好調な滑り出しとなっています。
ホープ(6195)来期見通し
それでは、ホープの来期はどうなるのでしょうか。
尋常ではないグラフですね。まるでホープの現在のチャートみたいです。
セグメント別の売上高をみると、やはりエネルギー事業の伸びがすごいです!
ここまでみてみると、ホープの業績拡大・株価上昇は「エネルギー事業の伸長」に理由があったといえますね!それではエネルギー事業についてもう少し掘り下げてみます。
ホープ(6195)株価上昇の要因 エネルギー事業
エネルギー事業のマーケット
電力市場全体が15兆円、そのうち自治体電力市場全体が約1兆円。2019年度に受注した市場シェアは1%未満となっており、まだまだ拡大余地は残されています。
エネルギー事業の成長戦略
2019年度よりエネルギー事業は本格的に始動しましたが、入札参加に制限があったようです。2020年度は応札件数を増やすようですね。ちなみに2019年度応札件数に対する落札件数のパーセンテージは約11%となっています。2020年度落札件数をこれに当てはめると385件となります。
エネルギー事業だけの売上高は2019年度と比較して2020年度は約7倍になると試算されています。また人的資源をエネルギー事業に回すことも決まっているようです。
エネルギー事業の注意点
エネルギー事業の拡大はわかりましたが、注意点もあるようです。
当然入札ですので、競合他社がホープよりいい条件であった場合、落札できない可能性が出てきます。また取引電力量は、景気や天候によって左右されます。猛暑であればクーラーをつける、極寒であればヒーターをつける等で使用電力は変わってきますからね。
2020年度以降の売上を考える場合、入札リスク・天候リスクを考えるべきだといえます。2020年度の売上は確変するでしょうが、2021年度はまず維持しなければなりません。それが出来るかどうか、また2021年度以降も入札がとれ、拡大していけるかどうか、そのあたりを考えたうえで投資するべきであると考えます。
エネルギー事業の拡大と注意点、それぞれ認識しておくようにしましょう。
ホープ(6195)のチャート
日足チャート
ホープの日足チャートをみてみましょう。12月10日に株式分割を発表し、つい先日分割されましたが、非常に強いチャートになっています。移動平均線も短期・中期・長期線全てが上昇しているパーフェクトオーダーを形作っています。また新高値も更新しています。
月足チャート
月足チャートも強い形ですね。さて、どこまで行くのか。想像がつきません。ただし2019年12月30日につけた高値がちょうど時価総額200憶円のラインでしたので、しばらくここらあたりを調整するような気がします。調整がありそうですので、エントリーはまだ待ってみてもいいでしょう。
ホープ(6195)株価上昇 まとめ
いかがだったでしょうか。その他にも2020年度は機関投資家への訪問を強化し、IRを出していくという方針も掲げていることも株価上昇に一役買っていそうです。
さて、ホープの株価上昇理由をまとめます。
ホープ株価上昇理由まとめ
・エネルギー事業の拡大が最たる要因
・チャートも強く、新高値更新中(ただし時価総額200憶で調整かも)
・機関投資家、株価対策を強化
なおホープは、決算を出す際、前場が始まる朝8時50分とかに出してくるので注意してください。決算を持ち越すかどうかは、発表日前日後場までに決めておきましょう。
本記事が参考になれば幸いです。なお投資は自己責任でお願いいたします。