はじめまして!むぎちゃんのカブログです。
ジェイテックコーポレーションという会社の株価が底打ちし、反転の兆しを見せていますね。
さてジェイテックコーポレーションとはいったいどんな会社なのでしょうか。また新事業の開始も発表されています。この新事業とは何か知りたくありませんか?
確変の予感・・・!
本記事では、ジェイテックコーポレーションの株価の状況及び新事業を分析しています。
インスペックという会社が新事業及び新技術発表から爆上げしていますが、これに続けるか!要注目です。
本記事が参考になれば幸いです。
Contents
ジェイテックコーポレーション(3446)について
会社概要
それではジェイテックコーポレーションについて、簡単にご紹介します。
ジェイテックコーポレーションは、1993年に設立され、2018年にマザーズに上場した比較的新しいIPO銘柄となっています。時価総額は2020年2月9日時点で218憶円となっておりまだまだ中小型株です。
会社概要をみると、従業員数は38名と少ない会社ですね。売上高は2020年6月期決算予想で約14.5憶円となっています。
事業内容
次に、ジェイテックコーポレーションの事業内容をみていきます。
事業は、オプティカル事業とライフサイエンス・機器開発事業の2本柱のようです。オプティカル事業が現在の収益の柱で、92.3%もの構成比を占めています。後者は将来的な拡大でしょうか。
オプティカル事業は、大型放射光施設や自由電子レーザー施設への販売をしているようです。アメリカやドイツ、アジアへの出荷など販路は多岐にわたっています。世界のほとんどの集光施設へ納品しており、シェアは高いと推察されます。
技術力も高く、特許取得済です。ミラーの加工精度はとんでもなく高いです。
ライフサイエンス・機器開発事業は、自動細胞培養装置の開発やプラズマCVM技術(後述)を利用した装置の開発を行っているようです。IPS細胞の大量培養も行っており、再生医療分野での拡大も期待できます。
業績
次に業績を簡単にみてみましょう。
2020年2月9日時点での業績になります。通期予想は売上高14.5憶円、経常利益は3憶円。増収減益の予想となっています。経常利益から考えると割高感は否めません。
四半期ごとの利益を見ても、第一四半期決算では赤拡していますね。理由をみてみます。
オプティカル事業については、第四四半期に売上が偏重するので想定通り。むしろ新規事業関連への研究に投資をしていたようです。結果として売上減少、損失発生となったと。
ライフサイエンス事業についても売上を大きく見込んでいなかったようですが、水晶振動子ウエハ化工試作装置やグラビア印刷試作機などの製品が寄与し、売上高は増収、利益は赤縮となったようです。
第四四半期での売上拡大と新規事業への思惑からおそらく通期予想はこれよりいいのではないかと勝手に考えてしまいますね。
ちなみに決算説明会資料に2020年6月期決算のポイントがあったので参考までに載せておきます。※リンクから飛べるので参考までにどうぞ。
オプティカル事業は、ミラーの需要拡大から2019年7月に設備増強を行っています。受注残高も順調に増加しており、売上の拡大が予想されます。ライフサイエンス・機器開発事業も若干の上昇を見込んでいます。
以上がジェイテックコーポレーションの基本的な概要でした。それでは、2020年2月3日に発表された新事業開始について考察していきましょう!
ジェイテックコーポレーション(3446) 新事業
ここからが、お待ちかね、新事業のご紹介になります。
発表されたIRの概要をまとめました。
・国内大手企業から2.3憶円の水晶振動子ウエハ加工システムを受注
・ナノ加工技術を利用した新事業開始
・水晶発振器の需要拡大 → ナノレベルまで加工可能に
・他の新規事業にも乗り出す可能性あり
かなり、有力なIRではないでしょうか。
技術開発のIRだけではなく、実際に新規事業開始ということですので、業績に連動してくることは必須です。また他の新規事業への開始思惑もあり、今後魅力的なIRが出てくることは想像に難くないです。
それでいて時価総額は現時点で218億円とまだ小型です。かなり期待しています。通期予想から経常利益率をみると約20%もあるので、新規事業が軌道にのればかなりの利益を生み出すものと考えれば現在の割高感は解消されるものと見込んでいます。
下記に技術の概要を載せておきます。難しいので、図で笑
この技術で新事業へ進出していくのですね。2020年2月13日に第二四半期決算ですので、ここでこの新事業がどう展開していくのか、どう業績に反映していくのかが発表されるでしょう。2.3憶円は少なくとも今期にのるでしょうし、まだ他の会社からの受注があればさらにのってきます。
ちなみに水晶発振器や水晶振動子は多くの電子機器に使用されています。水晶に電気を流すと振動したり、圧力を加えると電気が発生したりする仕組みを応用し、正確な時間を図ったり周波数を維持したりしているのです。
5G時代が到来すれば、5G対応スマホや自動運転関連分野で多くの水晶振動子や水晶発振器が使われることは自明の理です。機能が増えるにしたがって構造の増える電子機器の中に入れる部品を小さくすることは正に必須の技術。
この技術こそがジェイテックコーポレーションの新事業へとつながっていくとともに、5G関連銘柄と言ってもいいんじゃないでしょうか。
これが新事業の概要となります。期待できそうですよね!
ジェイテックコーポレーション(3446) チャート分析
最後にジェイテックコーポレーションのチャートをみてみましょう。
月足チャート
まずは月足チャートをみてみましょう。
2018年上場時より順調に下げ続け、3,000円のラインで下げ止まっています。月足チャートでの抵抗線はより信ぴょう性が高いと思われますので、ここら辺が一旦の底値とみて差し支えないでしょう。
日足チャート
次に日足チャートをみてみましょう。
3,000円でやはり底打ちし、上昇に転じています。移動平均線がゴールデンクロスを示しています。またIR発表から窓を開け、その窓をしめていない点も強さが出ています。かなり期待できる足型ではないでしょうか。
おそらく2月13日決算に向けて期待で上昇していくものとみています。出来高も徐々に上昇していますが、まだそこまで注目度は高くないとみています。
以上がチャート分析でした。
ジェイテックコーポレーション(3446)株価まとめ
いかがだったでしょうか。
ジェイテックコーポレーションの株価及び新事業に関する考察をまとめます。
・ウエハ加工技術を活用した新事業は期待できる
・他の新事業思惑あり
・時価総額もまだ小型
・株価は底値圏、トレンド転換
新事業の進捗によっては、通期予想の上方修正も十分に考えられます。下値リスクもあまりないため、積極的に狙っていきたい銘柄となっています。
なお投資は自己責任でお願いいたします。
本記事が参考になれば幸いです。