テクニカル分析

【株式投資】現物取引と信用取引の違いを比較してみた!

はじめまして!むぎちゃんのカブログです。

株式投資には、現物取引信用取引の2つの取引形態があります。

現物取引と信用取引の違いを知りたくありませんか?

現物取引と信用取引では、取引方法が違います。またメリットとデメリットもあります。どちらがいいか悪いかということではなく、比較することで理解を深めていただければ幸いです。

またどちらが自分に向いているかを知ることも重要です。しっかりと内容を学び、実践してより理解を深めていきましょう。

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現物取引と信用取引の違い

現物取引と信用取引の違いについて説明していきます。

そもそも現物取引は、手持ちの現金を使って株や投資信託などを購入することを指します。

一方信用取引では、手持ちの現金や株券を担保に約3.3倍の取引をすることが出来ます。

レバレッジをかけることが出来るかが違いますね。また信用取引は専用の信用口座を開設していないと取引が出来ません。それ以外の違いをポイントごとに説明していきます。

購入方法の違い 買いと売り

まずは購入方法の違いをご説明します。

現物取引

・株や投資信託を買う取引のみ

信用取引

・株や投資信託を買う取引だけでなく、空売りができる

大きく違うのは、信用取引を使うと空売りをすることが出来る点です。空売りは、株を証券会社から借りてきて、それを高いところで売って、安いところで買い戻すことで利益を得られる仕組みです。

この空売りをすることで、下落相場でも利益を上げることが出来ます。

取引にかかる費用の違い

次に、取引にかかる費用の違いをご説明します。

現物取引

・取引手数料のみ

信用取引

・取引手数料

・金利

・配当金相当額 ※空売りをしている場合

・逆日歩

現物取引では原則取引手数料のみがかかってきますが、信用取引は他にも費用がかかります。

借金をして取引しているわけですから、金利がかかりますよね。空売りをしている場合は、貸株料という費用がかかります。株を借りているからですね。

また空売りをしている場合は、配当金相当額の費用がかかります。

そして空売りが過熱した場合、株を機関投資家などに借りてこなければなりません。これには当然費用がかかりますから、これも貸株料として空売りをしている人が支払う費用となります。これを逆日歩といいます。

信用取引には費用が多くかかると覚えておきましょう。

取引期限の違い

次に、取引期限の違いをご説明します。

現物取引

・購入すれば、無期限で保有できる

信用取引

・6か月間しか保有できず、6か月後には強制決済されてしまう

現物取引では、取引期限はありませんが信用取引の場合、6か月間の保有しかできません。6か月後には強制決済されてしまいますので、注意が必要です。

また信用取引には、制度信用取引と一般信用取引があります。

制度信用取引とは、証券取引所が定めている規則により売買できる銘柄や期間などが定められています。一方で一般信用取引とは、証券会社とが定めている信用取引で費用や売買銘柄に裁量があります。

一般信用取引の場合は、原則として上場銘柄のほとんどを買ったり空売りをしたり出来る分、金利が高い場合や当日のみの取引となる場合があります。これに注意が必要です。

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現物取引と信用取引のメリットとデメリット

それでは、現物取引と信用取引のメリットとデメリットを比較してみましょう。

現物取引のメリットとデメリット

まずは現物取引のメリットとデメリットを説明します。

メリット

・手持ちのお金以上の損失が発生しないためリスク管理がしやすい

・長く保有できる(塩漬けが可能)

・PTS(夜間取引市場)でも取引できる

デメリット

・手持ちの現金以上の取引が出来ない

・空売りが出来ない

・デイトレードがしにくい

現物取引の場合は、手持ちのお金以上に損失は発生しません。また長く保有できるため塩漬けも可能となっています。

また夜間取引が出来ることもメリットになっています。例えば決算跨ぎをしてよくない結果となった場合、ザラ場では寄らない場合でもPTSでは寄って損切出来る場合があります。

取引の幅が広がりますね。

デメリットとして、手持ちの現金以上の取引が出来ないため資金効率が悪くなります。また下落相場で利益を出せる空売りが出来ないこともデメリットですね。

しかしながら、ダブルインバースやVIX短期先物といったETFを購入することでリスクヘッジが可能ですので、空売りによるデメリットはそこまで大きくないでしょう。

また現物取引だとデイトレードがしにくい点が挙げられます。同じ日に、同一銘柄を買ったり売ったりすることは差金決済となり禁止されているためです。これも注意しておきましょう。

信用取引のメリットとデメリット

次に、信用取引のメリットとデメリットを説明します。

メリット

・レバレッジをきかせ、手持ちの現金以上の取引が出来る

・空売りが出来る

・デイトレードがしやすい

デメリット

・手持ちの現金以上の損失が発生するおそれがある(追証)

・PTSで取引が出来ない

・費用がかかる

・取引期限がある

信用取引は、手持ちの現金以上の取引が出来、利益を伸ばすことが出来る反面、想定以上の損失が発生するおそれがあります。借金をして株を購入しているわけですから、予想に反して株が下落した際の損失スピードは速いです。

信用取引で株を購入するには、担保となる現金や株券が必要となるわけですが・・・

保有する株の下落によって、この担保となる証拠金が維持率をわってしまうと追加入金をしないといけない状態になります。これがいわゆる追証です。

これは怖いです。

ですので、信用取引を使う場合はリスク管理をしっかりと行う必要があるでしょう。

また上記例で挙げた取引期限や数々の費用があることもデメリットですし、PTSで取引が出来ない点もデメリットでしょう。

対して、メリットとしては、利益を伸ばしやすい点と空売りが出来る点、加えて差金決済がないためデイトレードがしやすい点が挙げられます。

デイトレードをしたい方は信用取引必須といえますね。

現物取引と信用取引の違い まとめ

いかがだったでしょうか。

現物取引と信用取引の違いをまとめてみました。それぞれにメリットとデメリットがあり、両方やってみてもいいでしょう。

自分に向いている、向いていないということも理解して、株式投資の幅を広げましょう!

ちなみに自分は、信用取引で大きく損失を出して信用取引から撤退しました。。。苦笑

リスク管理が出来ていなかったわけですね。

それでもやって良かったなと思えます。

本記事が参考になれば幸いです。なお投資は自己責任でお願いいたします。

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