企業分析

OSGコーポレーションの株価とあの高級食パンを調べてみた!

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OSGコーポレーションという会社を簡単にご紹介

OSGコーポレーション 基本情報

株式会社OSGコーポレーションという会社を調べてみました。

「人を愛し、仕事を愛し、人生を愛せ」

という三愛精神を理念としているようです。

設立は1970年で、本社は大阪にあります。JQに上場しており、株価は現時点で1911円となっております。決算は2020年1月期となります。時価総額は105億円。

「水関連機器事業」「メンテナンス事業」「HOD(水宅配)事業」の3本柱の事業を行っているようです。これに加えて、「フランチャイズ事業」が第4の柱として業績に寄与し始めたとのことです。

この「フランチャイズ事業」今回の株価急騰のカギを握っているようです。具体的には高級食パン事業です。

OSGコーポレーション 事業内容

「水関連機器事業」「メンテナンス事業」「HOD(水宅配)事業」それぞれについてみていきます。9月9日に第二四半期決算短信が出ておりますので、そこから内容を簡単に抜粋。

「水関連機器事業」・・・売上高↓ 営業利益↓

中国現地法人での収益確保が遅れ売上高及び営業利益ともに前年を下回っています。

「メンテナンス事業」・・・売上高↑ 営業利益↑

メンテナンスというモデルは安定しているようですので、継続的に増収が見込まれます。

「HOD(水宅配)事業」・・・売上高↓ 営業利益↓

販促費増加とボトルウォーター供給元の一部移管が響き売上高及び営業利益ともに前年を下回っています。

OSGコーポレーションの「フランチャイズ事業」 ~高級食パン~

高級食パンが株価急騰のカギを握っているとのことですので、ここでは高級食パン事業を分析してみます。

「フランチャイズ事業」・・・売上高↑↑ 営業利益↑↑

売上規模がグループの10%を超過するほどにまで成長したとのことです。こちらの事業は売上高 792,969千円(同1259.4%増)、営業利益152,754千円(同2814.6%増)と売上高も営業利益も大幅に増加しています。

こちらは最近話題の『銀座に志かわ』というお店で売っている高級食パンの事業になります。社名が株式会社銀座仁志川になります。

水にこだわるアルカリイオン水

を使った高級食パンです!!

この水を監修しているのが、OSGコーポレーションというわけですね。現在店舗は日本全国に展開されており、2019年11月現在約33店舗となっております。2019年12月末までに46店舗の展開が予定されています。

1号店が銀座本店で、2018年9月にオープンしています。第二四半期決算では2019年2月~7月末までの内容ですので、16店舗がオープンしていることになります。実際は10店舗程度の売上実績としてみればいいでしょうかね。

一応16店舗換算で決算書をみてみますと、半期で1店舗あたり

売上高:49,561千円

営業利益:9,547千円

この額のストアロイヤリティがあると想定されます。

ロイヤリティの算出方法は3つあります。
1 粗利分配方式:加盟店の売上総利益に一定の率をかける
2 売上歩合方式:加盟店の売上高に一定の率をかける
3 定額方式:利益や売上などに関係なく、決まった額になる

これのうちどれになっているかは分かりませんが、売上か総利益にかけて算出されていると想定すると、1年間1店舗あたり20,000千円の営業利益があることになります。これが46店舗だと1年間で9.2憶円!?半期で4.6億円!?

現時点でとんでもない上昇率になることは想像にかたくありません。通期決算までにこの事業だけで約4.6億以上は営業利益としてのってくるのではないでしょうか。

4.6億という数字は16店舗で割っているので保守的な数字だと思います。実際は5億とか6億とかって数字がのってくる?

また3年間で店舗数100店舗を目指すようですので、まだまだ業績は伸びそうです。

OSGコーポレーション 第二四半期決算について

第二四半期決算についてまとめます。

売上高:3,827百万円 13.1%増

営業利益:366百万円 41.2%増

経常利益:365百万円 2.3%減

売上高及び営業利益は増加していますが、経常利益が減少しています。経常利益の減少は営業外収益が昨年より減少したことが原因ですので、これは心配することではないと思います。特筆すべきは、営業利益の伸長ですね!

そして通期予想になります。

売上高:7,120百万円 10.1%増

営業利益:580百万円 89.6%増

経常利益:580百万円 36.3%増

こちらはすべてにおいて増加しています。

ん?

でも第二四半期決算で営業利益366百万円も出しているのに通期580百万円の予想はおかしいですよね。。。パン屋さんも順調に出店しているにもかかわらず!です。

ということは、通期予想の上方修正が見込まれると考えたほうがよさそうです。

期待がもてますね!

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銀座に志かわに行って、高級食パン買ってみた!

銀座に志かわに行ってみた!

ここで実際に銀座に志かわ本店にいってきました!

高級食パンの専門店で、銀座一丁目駅からやや歩いたところにお店があります。こちらのお店が、OSGコーポレーションの株価変動の要因であり原点となっているようです。

土曜日の午前10時半に行くと、やや行列が。焼き上がり時間がいくつかあるようでその場で予約できました。

こんな感じですね。

銀座に志かわの高級食パンを実食!

焼き上がりのタイミングが11時15分とのことでした。期待に胸を膨らませ、購入し、いざ

実食!!

ふわふわです!

柔らかくて美味しいし、腹持ちもいいです!!

店員さんにきいてみると、だいたい1日600個~700個売れると。さらに14時~15時くらいには売り切れてしまうとのこと。人気ですね~。

お値段は864円でした。お土産にもぜひどうぞ!

高級食パンって日本で伸びているの?

最近色々な高級食パンが流行っていますので、どのくらい日本市場でパンが売れているのか簡単に調べてみました。※食パンでなくてパン市場です。

2013年には、14,042憶円であった規模が、2017年には、15,582憶円となっているようで順調に拡大しているようですね。

日本の食卓にも和食だけでなくパンを食べる文化が浸透してきているようです。

OSGコーポレーションの日足チャートをみてみた!

ここまではファンダメンタル分析などをしてきましたが、ここで日足チャートをみてみますね。

9月の第二四半期決算発表から現在までで2倍以上の伸長を見せております。緩やかな上昇トレンドを維持しています。良いチャートですね。

そして1800円~1900円ラインで調整をこなしていると思われます。このあたりが時価総額100億円ラインですね。こうした節目になっているポイントは意識されやすいので覚えておいてください。

9月から出来高も増えてきています。チャート的にはしばらく調整を続け、第三四半期決算で動き出すかもしれませんね。

OSGコーポレーション 株価分析 まとめ

OSGコーポレーションの今後の株価はどうなる?

ここら辺が気になるポイントだと思います。

フランチャイズ事業を除く3つの事業は第二四半期決算から営業利益ベースで約2~3億円くらいになりそうです。

フランチャイズ事業では46店舗展開で約5億円の営業利益を見込むと想定するとだいたい半期で7億~8億の営業利益を出してくるのではないかと思います。

となると第二四半期決算とあわせると

通期決算で、営業利益及び経常利益は12億~13億くらい

になるのでしょうか。時価総額は経常利益×10億で算出できるので目標時価総額は120憶円~130億円くらいかと。そうすると想定される目標株価は

2200円~2400円くらい!!

ってことになりますね。現在の株価が1900円くらいですから、まだまだ割安ということになります。

しかも今期分だけの想定です。高級食パンの店舗が増えていけばもっともっと上がるでしょう!!

OSGコーポレーション エントリーするなら?

現状は調整しているので、小ロットで買って待っていてもいいのではないかと思います。

もしくは、差し込んできたタイミングで大きく買うとかって感じですね。

そこまで落ちないような気はしていますが。。。

まとめ

ここまでファンダメンタル分析を中心に考えてみました。

本来テクニカル分析派なので、かなり渾身の記事になったと思っています笑

まああくまで自分の予想ですので参考までに見ていただけたら幸いです!

OSGコーポレーションの株だけでなく高級食パンもぜひお試しください!

2020年1月7日 追記

2020年1月7日現在、OSGコーポレーションの株価は、1,998円となっています。

第三四半期決算での水事業関連ビジネスの不調から一時的に売られましたが、持ち直してきていますね。

そこで、握力を高めるべく、OSGコーポレーションのIR担当に電話してみました。

内容を下記記事で解説していますので、参考までにみてみてください。

 

...

 

握力が強まりました。まだまだホールドしていきますよ!

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